南北朝時代に近江の守護佐々木道誉によって創建され、当時は太尾山米泉寺と呼ばれる佐々木家の祈願寺でした。すでに荒廃していた米泉寺を佐々木一族によって再興。その後、兵火により焼亡。江戸時代に入って曹洞宗の寺院として復興。寺名を吸湖山青岸寺に改めました。庭園は昭和9年に国の名勝指定を受けた文化財庭園です。
寺カフェ
抹茶プリン 濃厚な味でとても美味しかった。
落ち着いた趣のある喫茶コーナーです。
和洋折衷の寄せ灯篭
1573年~1592年のキリシタン全盛時代に信者や茶人の好みにあうように創案したものと言われています。
六角の火袋に地蔵尊が浮き彫りされ、下の方には4面にマリア様が浮き彫りされています。
自然の石の中で橋だけは人工的に加工されていて柔らかい雰囲気になっています。
逆三尊の岩が奥の方に。手前の岩は亀を、亀の上の松が鶴を表現しています。今は苔で覆われている池も年に2~3回水で覆われます。今は青々としている苔も秋は茶色に冬はうっすら雪がかかり季節ごとに違った風情を味わえるということです。
教林坊は推古13年、聖徳太子の創建と伝える古刹です。庫裏は入母屋造り、茅葺です。寺名の「教林」とは太子が林の中で教えを説かれたことに由来しています。
山門から竹林の中の坂道を本堂に向かう途中、所々に仏教語に関してのいわれを分かりやすく、興味深く説明した札が建てられています。
掛け軸庭園
特に床の間を作らず、独立した付け書院から見る庭園。
左の岩が鶴を手前の岩が亀を表現しています。
赤川観音
御本尊は太子自作の石仏で子宝を授かった村娘の難産を助けたという安産守護の言い伝えがあります。その時、傍らの小川が安産の血で赤く染まったことから「赤川観音」と呼ばれ、再度詣りによる心願成就の他、良縁成就、子授け、安産の観音さまとして信仰されています。
太子の説法岩
つくばい
とても綺麗な音色でした。
入母屋の3階
急な階段を上って3階に上がる事が出来ました。