山間を流れる荘川の河岸段丘にある菅沼集落に現在9戸の合掌つくりの家屋が残っています。日本有数の豪雪地帯で厳しい自然に耐える住まいとして養蚕、塩硝作りという生活の場として頑強な構造で支えた空間を合理的に生かした独自の合掌つくり家屋。
雪が滑り落ちやすい勾配の三角形の大屋根を支えるのは「チョンナバリ」と呼ばれる根本の曲がった太い梁。斜面で育ち雪の重みで自然に曲がったナラの巨木が使われます。
塩硝の館 江戸時代、加賀藩の支配下にあった五箇山の一大産業は火薬の原料となる塩硝つくり。幕府の目が届かない秘境で300年以上続いた塩硝製造の道具展示。
お土産品のお店も合掌つくりです。